top of page

​ーRecord of New Yorkー   2016/8/12-17

 

2016年夏、800以上ある応募団体の中から審査を通過し、ニューヨーク国際演劇祭

『The NewYork International Fringe Festival』に参加。

オリジナルミュージカル『The Legend of Oni(大江山鬼伝説)』で初となる海外公演を興行。

作品の持つ強いメッセージ性や演劇性、芸術表現が認められ、現地のシアターレビューメディア『DC Metro Theater arts』の2016年ベストミュージカルのひとつに選定される。
『The Legend of Oni』はニューヨークメディアより高評価を頂き、
2016年にアメリカ東海岸で上演された数々の作品の中から、
『DC Metro Theater Arts』よりベストミュージカルの一つに選ばれる
という快挙を成し遂げました!

↓ ↓ ↓

“教訓的な伝説を追うと共に、この作品は日本古来の伝統文化の世界へと私たちを導いてゆく。
美しい所作やダンスは象徴的に鳴り響く太鼓により際立ち、忘れがたい笛の音は劇場の隅々にまで反響した。
メンバーはそれぞれの演技と歌声に深い心を乗せて、観客を作品の世界観へ引き込んだ。
OZmateが今後、この作品を更に多くの都市、そして世界中のフェスティバルで上演し、より多くの人々がこの美しさ、強さ、そして時を超えた道義を体験することを、私は願ってやまない。 ”
DC Metro Theatre Arts 2016.8.16 Review By: Deb Miller(デブ ミラー)

─2016年度ニューヨーク国際演劇祭─

​〜NY公演現地メディアレビュー抜粋〜


10年来の夢を叶えるため、女性ミュージカル・カンパニーのオズメイトは日本の宝塚市より叙事詩のザ・レジェンド・オブ・オニをフリンジフェスティバルにて上演し、これはニューヨークにとってこの上ない幸運であった!
作品は日本の伝統的で象徴的なものをベースに脚本、作曲、作詞、振り付け、そして演出を優れた才能あふれるナオコツジイにより日本語で上演され、ヒロミゼピエリにより英翻訳がなされ、上手側のスクリーンに映し出された。これにより日本語が話せなくとも簡単に話を追うことが出来た。 
この道徳的なお話の舞台は平安時代で(794年‐1185年)、その当時は宮中内での権力争い、疫病、犯罪、火災が街で多発していた。鬼とは神話上の恐ろしい魔物で、野望により家族が分裂したり、うわさ話、怒り、そして復讐などのにより人間が罪を犯すと山を下りて罰を与えにやってくると信じられていた。しかし、恐ろしい姿をしているにも拘らず、鬼は山神の化身とされ、“より深い愛情”を抱き、“憎しみは広がる”と言う事を思い出させ、“鬼とは自分の心の鏡”であり、“自分の本当の心の反映”である故、私たちは自分の内面にある、愛情、優しさ、そして尊敬の心を磨かなくてはいけないと教えてくれる。これは決して忘れてはいけない教訓である。 
教訓的な伝説を追うと共に、伝統的な背景と音楽によりこの素晴らしい作品は古来からの伝統ある日本文化の異世界へと連れて行ってくれる。贅沢な衣装、カツラ、メイクにより人間と擬人化されたキャラクターとの違いを分け、シンプルながら目覚ましい大道具は可動式のフレームに絵が描かれた布や簾をかけて場面転換を行い、ドラマティックな照明は役者の動きや感情を引き立たせた。非常に美しい動きとダンスは象徴的に鳴り響く和太鼓奏者二人により強調され、忘れがたい笛の音は隅々まで反響した。 
メンバーである13人の女性はそれぞれの演技と歌声に深い心を乗せ、観客をこのとても意味深く高品質の作品に深く引き込んだ。
オズメイトがこのザ・レジェンド・オブ・オニを更に多くのアメリカ都市そして世界中のフェスティバルで上演し、より多くの人がこの美しさ、力強さ、そして時を超えた道義を体験することを、私は願ってやまない。 

bottom of page